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子どもが野菜を好きになるいちばん確実な道は、少量ずつ何度も、楽しい雰囲気のなかで、プレッシャーも脅しもなしに出しつづけることです。味の好みはゆっくり育ちますし、「いらない」で終わった一口にも意味があります。次の食事からすぐ使える、7つの実践的なコツを紹介します。
始める前に覚えておいてください。野菜を嫌がるのは、2歳から8歳ごろにとてもよくある時期です。あなたが失敗したわけでも、この子が一生食べないということでもありません。学んでいる最中で、あなたはその発見の案内役です。
1. 大さわぎせず、何度でも出す
くり返し出すことは、いちばん強力な方法です。多くの子どもは、同じ野菜を別の日に何度も見てから、はじめて食べてみようとします。小さなひとかけらをお皿にのせて、何も言わずに置いておきましょう。
食べなくても大丈夫です。落ち着いてお皿を下げ、別の日にもう一度。大切なのは、野菜が食卓の自然な一部として、いつも登場しつづけることです。
2. ほんの少しだけ出す
ブロッコリーがお皿いっぱいにあったら、どんな子でもこわくなります。ごく少量から始めましょう。にんじんの輪切り1枚、小房2つ、かぼちゃ小さじ1杯。少ない量なら「できそう」と思えて、子どもも挑戦する気持ちになります。
もっと欲しいと言えば、すばらしいこと。言わなくても、今日のミッションは達成です。見て、においをかいで、もしかしたら舌に少しふれたかもしれません。
3. いっしょに料理する
料理を手伝った子どもは、自分が作ったものを食べてみたくなります。葉っぱを洗ったり、レタスをちぎったり、サラダを混ぜたり、野菜を型に並べたりしてもらいましょう。包丁、コンロ、熱いお湯の近くでは、必ず大人が見守ってください。
ミッションにしてしまうのもいい方法です。「今日はきみがシェフ。ひみつのメニューはかぼちゃのスープだよ」。自分で作ったという誇りは、味見のときに大きな力になります。
4. 食卓でお手本になる
子どもはすべてを見ています。親が野菜をおいしそうに食べ、「おいしいね」と言い、おかわりすれば、お説教なしでメッセージが伝わります。同じテーブルで同じ時間にいっしょに食べるほうが、「ひとりで食べなさい」と言うよりずっと効果があります。
「わたしもブロッコリーは好きじゃない」といった言い方は避けましょう。かわりに、好奇心をこめて「うーん、シャキシャキだね!」「今日のにんじんは甘いね」と話しましょう。
5. 食事を遊びにする
遊びは「食べなければ」という重さを取りのぞきます。ミニトマトの目、きゅうりの口、にんじんの髪の毛でお皿の上に顔を作りましょう。ブロッコリーは森の木で、小房は巨人が食べる「小さな木」だと話をつくるのも楽しいです。色くらべをして、いちばんカラフルなお皿はだれのかを見るのもいいでしょう。
お昼に、色ごとに1種類ずつ野菜を並べて虹をつくるのもおすすめです。やりすぎず、食べたごほうびもなし。目的は、雰囲気を軽く楽しくすることだけです。
6. 圧力なし、脅しなし、ごほうびなし
「野菜を食べないとデザートはなし」といった言葉は、悪いメッセージを伝えます。野菜は罰で、お菓子はごほうび、という意味になってしまいます。これでは、お皿の上のものがますます嫌いになります。
かわりに、かんたんなルールを守りましょう。何を、いつ出すかはおとなが決め、食べるかどうか、どれだけ食べるかは子どもが決める。叫ばず、交渉せず、最後の一口をむりに食べさせない。時間がたつと、この落ち着きが食欲を子どもの側に取りもどしてくれます。
7. 調理法と出し方を変える
子どもは野菜そのものではなく、食感を嫌っていることがよくあります。生のにんじんは固すぎ、ゆでたにんじんはやわらかすぎるかもしれません。オーブンで焼く、スティックにする、すりおろす、つぶしてお団子にする、スープにする、パン生地にまぜるなど、いろいろ試してみましょう。
つけて食べるソースも添えてみてください。味つけしたプレーンヨーグルトや、オリーブオイルを少しなど。「にんじんとズッキーニ、どっち?」と選ばせると、自分で決めたという気持ちになり、食べてみたい気持ちが高まります。
よくある質問
新しい野菜を受け入れるまで、どのくらいかかりますか?
子どもによってずいぶん違います。数週間にわたって、何十回も必要な子もいます。だから、どんなコツよりも、落ち着いて続けることのほうが大切です。2、3回断られたくらいであきらめないでください。
野菜をほかの料理にかくしてもいいですか?
ときどきレシピにまぜるのはかまいませんが、できれば、そのままの野菜も見せて、見分けて受け入れる練習をさせましょう。いつもかくしてばかりだと、野菜が「ナゾの物体」のままになり、味を好きになることにつながりません。
うちの子がほとんど何も食べないときは?
拒否がとても強い、食べられるものがごくわずかしかない、体重が減る、むせる、食事のたびに苦しそう、といった様子があれば、かかりつけの小児科医に相談してください。状況を見て、いちばん良い進め方を教えてくれます。
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