子供向けの言葉遊びは、どこでもできるいちばん手軽な遊びです。ボードもゲーム機も電池もいりません。ここでは、道具は多くても紙とペンだけでできる20の言葉遊びを、年齢別(3歳から5歳、5歳から7歳、7歳以上)と、場面別(車の中、夕ごはんのテーブル、教室)に分けて紹介します。
日本には、昔から親しまれてきた言葉遊びがたくさんあります。しりとり、なぞなぞ、早口言葉、かるた。どれも子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで、いっしょに楽しめる遊びです。
言葉遊びが読む力を育てる理由
字を読む前に、子供は言葉が小さな部分でできていることに気づく必要があります。日本語なら、ひとつひとつの音(「ね」「こ」)です。手をたたいて音を数えたり、最初の音を当てたりする遊びは、まさにその「聞く力」をきたえます。専門家はこれを音韻意識と呼んでいます。遊びながら語彙が増え、順番を待つことを覚え、新しい言葉を使ってみる勇気も育ちます。文字に興味が出てきたら、子供に文字を楽しく教える方法もあわせてどうぞ。
3歳から5歳の言葉遊び
この年ごろは「音」が主役です。書くことはまだ考えず、聞いて、まねして、笑うことを大切にしましょう。
- 1. ダジャレごっこ:「ふとんが、ふっとんだ」のように、似た音の言葉を組み合わせます。大人がひとつ言ったら、子供も考えてみます。めちゃくちゃなダジャレほど大笑いになります。
- 2. 手をたたいて音かぞえ:家族の名前を言いながら、1音ごとに手をたたきます。「ピ・グ・イ・ッ・サ」なら5回です。
- 3. 「あ」のつくものなあに:部屋の中から、ある音で始まるものをさがします。「め」なら、めがね、メロン。見つけたら交代です。
- 4. 歌の続きはなあに:よく知っている童謡を歌い、最後の言葉の前で止まります。子供が続きを歌ったら、今度は役を交代します。
5歳から7歳の言葉遊び
ひらがなとかんたんなルールが登場します。
- 5. しりとり:前の言葉の最後の音から始まる言葉を言います。りんご、ごりら、らっぱ。「ん」で終わったら負けです。同じ言葉を2回言ってもアウト。
- 6. 文字当てゲーム:紙に、ひみつの言葉の文字数だけ線を引きます。子供がひらがなを言って当て、はずれるたびに雪だるまの絵を少しずつかき足します。雪だるまが完成する前に当てられるかな?
- 7. 伝言ゲーム:一列に並び、ひとつの文を順番に耳打ちしていきます。最後の人が大きな声で言い、最初の文とくらべるのがいちばん楽しい瞬間です。
- 8. NGワードゲーム:「はい」や「いいえ」など、言ってはいけない言葉を決めます。質問をしあって、うっかり言わせたら勝ちです。
7歳以上の子供向け言葉遊び
字が読めるようになった子は、むずかしい問題や勝負が大好きです。紙とペンが活躍します。
- 9. 頭文字しばりゲーム:紙に「名前、動物、くだもの、色、場所」の欄を作ります。ひらがなを1文字決め、その文字で始まる言葉で全部うめます。最初に書き終えた人が「ストップ!」と言ったら、全員おしまいです。
- 10. かんたんアナグラム:短い言葉の文字をならべかえて書きます。「まくる」を見せて、「くるま」を当ててもらいます。3文字か4文字の言葉から始めましょう。
- 11. へんてこ辞典:それぞれ、まだこの世にない言葉を作って意味を説明します。ほかの人は、その日のうちに新しい言葉を会話で使ってみます。
- 12. かくれ言葉さがし:「たからもの」のような長めの言葉を選び、その文字を使ってできる短い言葉をいくつ見つけられるか競います。たから、から、もの、たか……。
