寝る前に読む動物のお話は、短くて、穏やかに終わり、子どもが目を閉じても思い浮かべられる動物が出てくるものがいちばんです。おすすめの10作品は、イソップ寓話、うさぎとかめ、三びきのこぶた、三びきのくま、みにくいアヒルの子、はらぺこあおむし、どんなにきみがすきだかあててごらん、ぐりとぐら、しろくまちゃんのほっとけーき、そしてわたしたちのDogavios(ドガヴィオス)、ハスキーの子犬の友情と勇気のお話です。以下、それぞれの魅力、どこで手に入るか、そして子どもが本当に眠れる読み方を紹介します。
なぜ寝る前には動物のお話がいいのか
動物が主人公だと、怖さや寂しさ、勇気について安全な距離から話せます。子どもは小さなうさぎに自分を重ねますが、怖がっているのは自分ではありません。それに動物のお話には、音や繰り返し、リズムがあることが多く(おおかみの「ふーっ」と吹く音、かめのゆっくりした足音)、その繰り返しが眠りを誘います。コツは、冒険の途中ではなく、おうちや巣穴や巣やベッドで終わるお話を選ぶこと。かめがゴールを切って終わるお話はわくわくしますが、夜8時に欲しいのは、かめが甲羅の中で丸くなって終わるお話です。
寝る前に読む動物のお話10選
1. イソップ寓話
パブリックドメインの短いお話が何百もあり、ほとんどに動物が登場します。アリとキリギリス、ライオンとネズミ、きつねとぶどう。どれも2分におさまり、最後の教訓がひとつの考えで夜を締めくくってくれます。図書館や、インターネットの無料の作品集で読めます。
2. うさぎとかめ
イソップ寓話でいちばん有名なお話には、別枠を。速くて自信たっぷりのうさぎと、遅くてこつこつ進むかめ。落ち着きが勝つお話なので寝る前にぴったりで、かめの歩みに合わせてだんだんゆっくり語れます。
3. 三びきのこぶた
パブリックドメインの昔話。三つの家と、息を吹きかけるおおかみという繰り返しの構造を、子どもは先回りして楽しみます。寝る前には、おおかみがあきらめて帰り、三びきの兄弟がれんがの家で一緒に眠る、と結末をやわらげる家庭も多いです。
4. 三びきのくま
これもパブリックドメイン。三つのおわん、三つのいす、三つのベッドが、大きい・中くらい・小さいを比べる遊びになり、最後はみんながベッドに入るので、寝る前の時間によく合います。
5. みにくいアヒルの子
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの、仲間と違うアヒルの子が実は白鳥だったというお話。少し長く、途中は悲しいですが、温かく迎えられて終わります。「みんなと違う」ことを気にし始める5〜8歳におすすめ。
6. はらぺこあおむし
エリック・カールの絵本。あおむしが一週間食べ続け、さなぎになり、ちょうちょになります。短くて、数と曜日が学べ、静かな変身で終わります。
7. どんなにきみがすきだかあててごらん
サム・マクブラットニィ作、アニタ・ジェラーム絵。小さな野うさぎと大きな野うさぎが、どちらがより相手を好きかを競い合います。文字どおり、小さいほうが眠って終わるお話。世界でもっとも読まれている寝る前の絵本のひとつです。
8. ぐりとぐら
中川李枝子作、大村百合子絵の日本の絵本。野ねずみのぐりとぐらが森で大きな卵を見つけ、大きなカステラを焼いて動物たちと分け合います。歌のようなリズムのことばが心地よく、3歳ごろから長く愛されています。
9. しろくまちゃんのほっとけーき
わかやまけんの絵本。しろくまちゃんがお母さんとホットケーキを焼き、友だちのこぐまちゃんと食べます。焼ける音の繰り返しが楽しく、最後は片づけまでして静かに終わる、2歳からの定番です。
10. Dogavios(わたしたちの絵本)
Dogaviosは、ルーカス・ドス・レイス・アリエメが作った絵本で、青い目のシベリアンハスキーの子犬ピギッサ(Pigúiça)と、親友のフォフーショ(Fofuxo)のお話です。友情と、怖いときに勇気を見つけることを描き、寝る前のお話がそうあるべきように、穏やかに終わります。18か国語で出版されているので、同じお話を二つの言語で読みたいバイリンガル家庭にも向いています。上の名作と比べるつもりはありません。新しくて独立した作品です。言えるのは、同じキャラクターに無料のアニメがあり、子守歌にもなる静かな曲を含む22曲入りのアルバム、そして翌朝のためのぬりえの本があるということ。読む前にキャラクターを知りたい方はピギッサってだれ?をどうぞ。
子どもが眠れる読み方
- 声を少しずつ小さく。ふつうの声で始め、最後はほとんどささやき声で。
- 同じお話を何日か続けて。予測できることは落ち着かせ、目新しさは目を覚まさせます。
- 子どもに文を完成させてもらう。「それでかめは……」「……歩き続けました。」興奮させずに注意を保てます。
- いつも動物が眠って終わるように。最後の一文を自分で作ることになっても。
よくある質問
子ども向けの動物のお話を無料で読むには?
イソップ寓話、グリム童話、アンデルセンの物語はパブリックドメインで、公共図書館や無料の文学サイトで読めます。近年の絵本は図書館、書店、電子書籍のサービスで見つかります。
寝る前のお話はどのくらいの長さがいい?
3〜6歳なら、声に出して読んで3〜8分ほど。「もう一つ」と言われたら、長いお話を始めるより短いお話を繰り返すほうがおすすめです。
Dogaviosの絵本は寝る前向けですか?
そのためだけに書かれたわけではありませんが、夜によく合います。短いお話、びっくりする場面なし、穏やかな結末、そしてアルバムの曲が読み終わったあとの静かな空気を長く保ってくれます。
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