語いをふやし、集中力をのばし、子どもを落ちつかせ、そのうえあなたとのきずなまで強くするアプリがあったら、きっと高価でしょう。読み聞かせはそのすべてを0円と15分でやってのけます。科学はそれを何十年も前から確かめています。
なかで起きていること
- ちがう次元の語い:絵本には、ふだんの会話に出てこない言葉が使われます。聞いている子は「魔法の森」も「勇気」も、読めるようになる前から知っています。
- のびる集中力:お話を最初から最後まで追うのは、純粋な注意力の訓練です。学校がまさに求めてくる筋肉です。
- 名前のついた感情:物語のなかでは、こわさもやきもちも喜びも「べつの登場人物」に起きます。子どもは安全な距離から自分の気持ちを予行演習します。
- きずな:15分のひざ、知っている声、まるごとの注目。どんな画面もこれには勝てません。
じょうずな読み方(役者でなくても)
- 自然に感じるよりゆっくり読み、沈黙を置いてください。その沈黙で子どもは考えています。
- 声は2つで十分です。あなたの声と、へんな声ひとつ。ひとり芝居はだれも期待していません。
- 絵を指して「つぎはどうなると思う?」と聞いてください。その一言で、聞くことが会話になります。
- 子どもが自分で読めるようになってもやめないでください。読み聞かせは小学校の半ばまで価値があります。
どこから始めるか
子どもがまた会いたくなる主人公のいる本を選んでください。Dogaviosの本はまさにそのために作られています。ひと晩に収まる長さで、子どもが覚えていて次の晩もまた読んでとせがむハスキーがいます。



