「私、絵がへただから」ということばは、えんぴつがないこと以上に子どもの絵をだめにします。本当のところ、どんな動物も二つか三つのかんたんな形におさまります。それに気づいた子は、動物園ぜんぶをひとりで描きはじめます。やり方はいつも同じ: 大きな形をうすく先に、細かいところはあとから。
ぜんぶに共通するルール
まずは頭にまる、からだにたまご形を、力を入れずに描きます。この二つが骨組みです。耳、あし、しっぽ、顔はそのあと。大きな形のまちがいはかんたんに消せますが、細かく描きこんだあとのまちがいは消せません。
1. ねこ
頭はまる、その下にすこし大きいたまご形でからだ。頭の上に三角を二つで耳になります。からだから出るカーブの線がしっぽ。顔には、まるい目を二つ、さかさ三角の鼻、そして左右に3本ずつの線でひげ。
2. うさぎ
さっきのねこを、二か所だけ変えます。耳を長いたまご形二つに、しっぽを丸いぽんぽんに。それだけです。この変身を見せる瞬間こそ、子どもが「絵はパーツを組み立てるもの」と気づく瞬間です。
3. さかな
横向きのたまご形、うしろに三角でしっぽ、上に小さめの三角でひれ。点をひとつで目、小さなカーブで口。うろこは半月をくり返すだけ。ぜんぶ埋めなくても大丈夫です。
4. 小鳥
小さなまる(頭)を、大きなたまご形(からだ)にくっつけます。オレンジの三角がくちばし、からだの中のたまご形がつばさ、短い線二本があし。これで横向きの小鳥のできあがり。いちばんかんたんです。
5. かめ
大きな半月でこうら、その下に平たい四角、片側から出るまるい頭、そして短いあしを4本。こうらには六角形をならべるか、まん中に花を描いてまわりを分けるだけでもきれいです。
6. ちょうちょ
まん中に細いたまご形(からだ)、上に触角を2本、そしてつばさを4枚: 上に大きいのを二つ、下に小さいのを二つ、左右そろえて。ここにかくれた算数があります。子どもは気づかないまま、対称の練習をしているのです。
結果が変わる3つのコツ
- まずはうすい線で: 最初の形は下書きなので、かんたんに消せることが大事です。
- 自分の紙に、となりで描く: 子どもの紙には絶対に描かないこと。子どもがまねするのは結果ではなく、手順です。
- 全体でなく、部分をほめる: 「このしっぽ、うごいてるみたいだね」は「じょうずだね」よりずっとよく伝わります。
えんぴつから色へ
描いたあとには、いちばん楽しい「ぬる」時間が待っています。線が安定するまで、できあがった図柄でぬりたいときは、無料のオンラインぬりえや、ドガヴィオスのぬりえブックをどうぞ。ハスキー犬ピグイッサの大きな絵が50点以上、うらは白紙です。✏️
